ジョン・アンダーソンのYESワールド全開のアルバム

YESのオリジナル・シンガー、ジョン・アンダーソン(Jon Anderson)とFLOWER KINGS、TRANSATLANTICで活動するロイネ・ストルト(Roine Stolt)というプログレッシヴ・ロックの大物が、新プロジェクトANDERSON/STOLT名義のオリジナル・アルバム「Invention of Knowledge」がリリースされた。YESといえば現在のバンドでベースをプレイしているビリー・シャーウッドはオリジナル・メンバーのトニー・ケイとともにCIRCAのアルバムをリリースしたばかりで、立て続けにYES関連メンバーの新作が届けられた事になる。CIRCAの新作「ヴァレー・オブ・ザ・ウィンドミル~風車の谷の物語」同様に、このジョン・アンダーソンとロイネ・ストルトのアルバムも、YESワールド全開のファン必聴のアルバムだ。

ロイネが作り上げたジョン・アンダーソンの理想形サウンド

4章に分かれた全9曲からなる本作は、一貫してジョン・アンダーソンがYESで表現していた世界観に通じる音楽性を感じさせる。このプロジェクトは元々、2014年にアメリカで行われた「Progressive at the Nation」というクルーズ・フェスで共演がキッカケとの事で、このフェスでYESのクラシック・ナンバーをライヴ演奏した事でジョンとロイネは意気投合、その後、ジョンの側からオリジナル曲の共作を持ち掛けられたロイネはシンプルに「YES」と答えたらしい。1956年生でジョンよりも一回り程若いロイネは70年代のYESに強い影響を受けており、本作への参加について「長年、僕たちが聴きたいと思っていたジョン・アンダーソンの作品を作り上げる事に関わることができた」と述べている。本作が70年代のYESを彷彿とさせる作風となっているのは、ジョンの構想と、それをサウンドとして具現化したロイネのコラボレーションの賜物であると言える。

ANDERSON/STOLT「Invention of Knowledge」収録曲

Invenstion of Knowledge
1.Invention、2.We are Truth、3.Knowledge
Knowing
4.Knowing、5.Chase and HArmony
Everybody Heals
6.Everybody Heals、7.Better by Far、8.Golden Light
Know…
9.Know…