超絶シンガー、ブリトニー・スレイズ率いる、カナダ出身のメロディック・パワー・メタル・バンド、UNLEASH THE ARCHERS(アンリーシュ・ジ・アーチャーズ)が、2年ぶりとなるニュー・アルバム「Apex」を6/14にリリースする。前作「Time Stands Still」で日本デビューを果たし、初来日公演も行ったUNLEASH THE ARCHERSは、日本、中国のアジア・ツアーの後もアメリカ、ヨーロッパでツアーを行い、更にパワーアップをして戻ってきた。前作制作時からベーシストのメンバーチェンジがあったが、その他のメンバーは変わっていない。「Time Stands Still」で大きな音楽的成長を遂げ世界デビューを果たしただけに、そのメンバーがほぼ揃った状態で新作を作る事ができたのは大きい。とてつもないメタル・アルバムを作ってくれた!と言うのが、この「Apex」を聴いた偽らざる感想だ。

本作の音楽性は、基本的には前作からの流れを汲んだ、メロディック・パワー・メタル・スタイルだが、1曲目のスピード・チューン”Awakening“から、歌メロの良さが際立っている。5オクターヴとも言われる、ブリトニーの幅広い声域の魅力を引き出すメロディアスな楽曲が揃っており、アルバムの大きな特徴となっている。”Shadow Guide“、シングル曲となった”The Matriarch“、”The Coward’s Way“、”Call Me Immortal”等の王道パワー・メタル・チューンあり、ビデオ制作された大作”Cleanse the Bloodlines“や、ヘヴィ・チューンの”Ten Thousand Against One“、新メンバーのニッコ・ウィットワースのベースが躍動する”Earth and Ashes“など、全ての曲がUNLEASH THE ARCHERS「らしさ」を保ちながらも確実に進化を遂げている。そして圧巻はアルバム・ラストを飾るタイトル・トラック”Apex“だ。限りなくドラマチックで壮大でパワフルなエンディングでアルバムを締めくくってくれる、バンドの新しいアンセムにもなりえる名曲だ。

Apex UTA

前作から加わったギターコンビ、グラント・トゥルースデル、アンドリュー・キングスレイは、本作でも、テクニックとメロディを併せ持ったプレイで、リスナーを惹きつけ、オリジナル・メンバーのスコット・ブキャナンは、前作以上にメタリックなドラム・プレイを聴かせてくれる。バンド結成10年目で間違いなく前作をしのぐ最高傑作を作り上げたバンドは、これから本格的にライヴ活動を再開する。世界をツアーして磨き上げたパフォーマンスと、強力な楽曲で更にパワー・アップしたライヴを、日本で再び見られる日も、そう遠くないだろう!

Apex / UNLEASH THE ARCHERS

1.Awakening、2.Shadow Guide、3.The Matriarch、4.Cleanse the Bloodlines、5.The Coward’s Way、6.Falls Walls、7.Ten Thousand Against One、8.Earth and Ashes、9.Call Me Immortal、10.Apex、11.Queen of the Reich(Bonus Track)

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