来年2018年にも、ラスト・ツアーを行うと噂されているFLEETWOOD MAC(フリートウッド・マック)の、リンジー・バッキンガム(Gt&Vo)と、クリスティン・マクヴィー(Key&Vo)が、Lindsey Buckingham/Christine McVie名義のデュオ・アルバムを、リリースする。

既に、2曲の新曲、”In My World”“Feel About You”が公開されており、前者は、リンジー作、後者は、リンジーとクリスティンの共作となっている。FLEETWOOD MACでも、多くの名曲を作り上げてきたリンジーとクリスティンによる楽曲なので、その音楽性はFLEETWOOD MACそのもの、、、どころではなく、実は、このアルバムのドラムと、ベースは、それぞれ、ミック・フリートウッドジョン・マクヴィーが参加している。つまり、レコーディング・メンバーは、スティーヴィー・ニックス(Vo)不在のFLEETWOOD MACそのものなのだ。

このアルバムは、当初、黄金期FLEETWOOD MACのラインナップとしては、87年の「Tango in the Night」以来となるニュー・アルバムとなるはずであった。ところが、スティーヴィーが、ソロ・アルバムとツアーの予定を優先させた為、本作はスティーヴィー抜きでレコーディングが進められ、リンジー&クリスティンのデュオ名義でリリースされる事となったのだ。

昔からFLEETWOOD MACは、スティーヴィー、リンジー、クリスティンの3人のシンガー、ソング・ライターがそれぞれの曲を持ち寄る形でレコーディングする形態が主流だったので、スティーヴィが居ないからといって、他の曲のクオリティが落ちる事は無い。勿論、スティーヴィ抜きでFLEETWOOD MACは成立しないという事実があるからこそ、アルバムの名義が、この様な形となった訳で、その点ではスティーヴィの不在の影響は大きい。しかし、現在でもスティーヴィはFLEETWOOD MACの一員であり、今後のライヴも予定されているので、ファンは安心して(?)この、リンジー&クリスティンの新曲の数々を楽しんでいただきたい。

Lindsey Buckingham/Christine McVie

1.Sleeping Around the Corner、2.Feel About You、3.In My World、4.Red Sun、5.Love Is Here to Stay、6.Too Far Gone、7.Lay Down for Free、8.Game of Pretend、9.On with the Show、10.Carnival Begin

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