HR/HMの聖地、スウェーデンの腕利きミュージシャン達によって結成された新メロディック・ハード・ロック・バンド、SWEET MARY JANE(スウィート・メリー・ジェーン)が、ファースト・アルバム「Winter in Paradise」をリリースした。ROULETTEやAIRBORNといったバンドで、それぞれのキャリアを積んだメンバーが集まったバンドなので、デビュー作らしからぬ貫禄が感じられる。オープニングの”Fire in Your Eyes“から、80’sのリアルタイム世代ならば「産業ロック」という言葉が頭に思い浮かぶサウンドに、たっぷりと浸ることができる。

分厚いキーボード・サウンド、適度に歪んだギター、透明感のあるメロディ、美しいハーモニー、、、JOURNEY、SURVIVORといったバンドの影響を強く感じさせながらも、EUROPE的な哀愁も感じられる。まさに、アメリカンHRと北欧HRの良とこ取り、というと聞こえが悪いが、メンバーが強くインスパイアされたAORや80’sメロディアスHRの魅力を素直に取り入れた結果が、このSWEET MARY JANEの音楽性になっている。なお、アルバムのプロデュースは、LIONS SHAREやSEVENの活動で有名な、メロディックHR界の匠ラーズ・クリスが務め、その辣腕をふるっている。

Winter in Paradise

1.Fire in Your Eyes、2.No Retreat , No Surrender、3.Winter in Paradise、4.Madeleine、5.Miracle、6.Carry On、7.Angel of Mine、8.Surrender、9.Keep the Fire Burning、10.Don’t be Too Late、Extra Video Clip :Fire in Your Eyes(日本盤のみにエンハンスト収録)