ドイツのカリスマ・ギタリスト、アクセル・ルディ・ペル(Axel Rudi Pell)が、4/21リリース予定のアルバム「The Ballades V」から先行シングル”Love’s Holding On“をリリースした。この曲は、イギリスの人気女性ロック・シンガー、ボニー・タイラーをゲストに迎えており、アクセルのバンドのパーマネント・シンガー、ジョニー・ジョエリとデュエットを披露している。

ボニーは78年のヒットソング”It’s a Heartache“や、1982年の大ヒットアルバム「Faster Than The Speed of Night」で知られる世界的ロック・シンガーだ。伝説のブルース・シンガー、ジャニス・ジョプリンから強く影響を受けたパワフルでハスキーな歌声は、彼女のトレードマークとも言える。1975年にデビューのボニーなので、年齢は推して図るべしであるが、新曲”Love’s Holding On”では、かつてと変わらぬ力強い歌声を聴かせてくれている。

本来の主役のアクセルも、印象深いメロディを奏でて曲を引き立てているが、この曲は完全にヴォーカルに主役を託した格好で、リーダー・アルバムのオープニング・トラックであるにも関わらず、ギター・ソロも弾いていない。80年代から、自らのバンドでしかプレイしていないアクセルだが、昔からギターだけを前に出すタイプでは無く、この思い切った退き方がアクセルらしさ、とも言える。このあたりの楽曲重視、バランス重視のスタイルが、地味だという評価を受ける事もある一方で、アクセルのカリスマ性を高めている要因でもある。

The Ballads V / Axel Rudi Pell

1.Love’s Holding On(new song feat. Bonnie Tyler)、2.I See Fire 6:02 (Ed Sheeran new cover version)、3.On The Edge Of Our Time(new song)、4. Hey Hey My My( Neal Young cover version)、5. Lived Our Lives Before、6.When Truth Hurts、7.Forever Free、8. Lost In Love、
9.The Line (live、previously unreleased)、10.Mistreated (live、Deep Purple cover version)

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