SKID ROW(スキッド・ロウ)のシンガーとして、ZPサート(TANK、I Am I、ex DRAGONFORCE)の加入が発表された。ZPは、2015年末にトニー・ハーネルがバンドを去った後、シンガーとしてSKID ROWのツアーに参加していたが、正式加入のアナウンスはされていなかった。しかし、1月14日にカナダで行われたSKID ROWのライヴの途中、レイチェル・ボラン(Ba)の口から、ZPが正式シンガーとなった事が突如発表されたのだ。バンドが、ZPを迎えたラインナップでスタジオに入り、ニュー・アルバムをレコーディングする事も伝えられた。

2015年春にジョニー・ソリンジャー(Vo)が脱退、後任にTNTのトニー・ハーネルが加入した時も、かなりの驚きがあったが、今回のZPサートもそれに匹敵するものがある。ほぼ無名だったジョニーはともかく、トニーもZPも名のあるバンド、しかもヨーロッパのバンドのフロント・マンだったのだ。結局、トニーは、SKID ROWとしては新曲の音源は残すことなくバンドを去ったが、ZPと共にバンドが、どの様なスタイルの曲を作り上げていくのか?非常に興味深い。

なお、ZPは現在でもTANK、I Am Iを並行して続けており、実際、TANKはまもなくツアーを開始する事になっている。アルバム「Valley of Tears」リリース以降、目立った活動はしていなかったが、満を持してのツアー開始という事で、ソールドアウトの会場も出てる様だ。TANKにZPの前に在籍していたドゥギー・ホワイトも複数バンド掛け持ちをしていたし、現在の各バンドの活動ペースを考えればZPもSKID ROWと他のバンドのスケジュール調整をして活動を続ける事は十分可能だろう。今後の各バンドの動向に注目したい。

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