タル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfeld)の来日公演が決定

ジェフ・ベック(Jeff Beck)との共演で注目を集めたオーストラリア出身の女性ベーシスト、タル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfeld)のソロとしての来日公演が決定した。2012年に来日公演が予定されていたが、直前でキャンセルとなってしまっていた為、残念な思いをしたファンも多いだろう。今回は東京、大阪のビルボードライブで4日間、8ステージが予定されている。

19才でソロ・アルバム・デビュー、ジェフ・ベックのツアー・バンドに参加

1986年生まれのタルが、初のソロアルバム「Transformation」をリリースしたのは2007年(日本盤は2009年リリース)、19才の時だ。当初はギターをプレイしていたタルがベースに転向したのは17才という事なので、2年足らずでベーシストとして本格的なインストアルバムでデビューを果たしたのは驚きだ。タルの名前が世界中に広まったのは、2007年に行われたエリック・クラプトン主催のクロスローズ・ギター・フェスティバルだ。ジェフ・ベックのツアー・バンドに抜擢されていたタルは、名曲Cause We’ve Ended As Lovers(哀しみの恋人たち)の間奏でプレイしたベース・ソロで一躍有名となった。このソロは原曲には無いもので、タルのソロも見事だったが、それを嬉しそうに見守るジェフの笑顔が印象的だった。その後、タルはジェフのツアーに同行する形で2009年に来日も果たし、さいたまスーパー・アリーナで行われた、エリック・クラプトンとジェフ・ベックのジョイント・ライヴにも参加した。

TOTOの最新アルバム等、数々の大物ミュージシャンと共演

その後、ジェフのバンドを離れたタルは、ソロ活動を続けながら、ハービー・ハンコック、ジャクソン・ブラウン、トレヴァー・ラビン、スティーヴ・ルカサー、等、数々の大物ミュージシャンと共演を果たし、最近では、今年3月にリリースされたTOTOのニューアルバム「TOTO XIV~聖剣の絆~」でも2曲でベースをプレイしている。今回のソロ・ライヴでは、数多くのセッションを経てますます磨きがかかった、タルのベース・プレイに注目だ。

タル・ウィルケンフェルド来日公演スケジュール

2015/11/29(日) ビルボードライブ大阪 1st ステージ 16:30開始、2ndステージ 19:30開始

2015/11/30(月),12/2(水),12/3(木)ビルボードライブ東京 1stステージ 19:00開始、2ndステージ21:30開始

詳細:http://www.billboard-live.com/