Whitesnake purple

WHITESNAKEが「The Purple Album」と共に来日!

いよいよ来月、WITESNAKEが2年ぶりに日本にやってくる。今回のツアーはセットリストにDEEP PURPLEの曲が多く含まれている事が大きな特徴だ。WHITESNAKEの最新作「The Purple Album」は、デヴィッド・カヴァーデイルがDEEP PURPLE時代にレコーディングした曲のリメイク・アルバムで「Burn(邦題:紫の炎/74年)」、「Stormbringer(邦題:嵐の使者/74年)」、「Come Taste The Band(75年)」から選曲された15曲が収録されている。既に始まっているワールド・ツアーでも、多くの曲がセットリストに盛り込まれ、これまで以上にファンの注目を集めるツアーとなっている。

隠れた名盤「Come Taste the Band」

「The Purple Album」収録曲のうち、リッチー時代の2枚「Burn」と「Stormbringer」からの曲は、熱心なDEEP PURPLEファン以外にもお馴染みの曲が多いだろう。一方、リッチー不在のアルバム「Come Taste the Band」はファンでも敬遠する人が珍しくないアルバムの為、WHITESNAKEのリメイクで初めて曲を聴いたというファンも多いのではないだろうか?確かにリリース当時は商業的に不発で、バンドを解散へ導いてしまったアルバムというのは事実だ。しかし、それはリッチーが中心となって作り上げた過去のDEEP PURPLEサウンドとのギャップが大き過ぎた為であり、リッチーのスタイルに拘らずに聴けば、個々の楽曲、演奏のクオリティは非常に高く、正に隠れた名盤と言える。

オープニングのComin’ HomeはDEEP PURPLE得意の疾走チューンで、リッチーの後任、トミー・ボーリンが縦横無尽に弾きまくるギターとジョン・ロードの軽快なキーボードのリズムが印象的だ。続くLady Luck、Getting’ Tighterは、リッチーが嫌ったファンクの要素が強く、このアルバム独特のものだ。音楽性はカヴァーデイル、グレンのスタイルが強く出ているが、イアン・ペイスの跳ねる様なドラムも聴きどころの一つだ。そして極め付けはアルバムのラストを飾るYou Keep On Movingだ。DEEP PURPLEにおいて唯一カヴァーデイルとグレンによって作られた曲で、二人の全くスタイルが異なるヴォーカルが絡み合い、ジョン、トミーのソロと共にドラマチックに展開する名曲である。

グレン・ヒューズのライヴで定番の曲も

「Come Taste the Band」の曲は、WHITESNAKEのライヴだけでなく、12月に元WHITESNAKEのギタリスト、ダグ・アルドリッジと共に来日するグレン・ヒューズのライヴでも定番となっている。この機会に是非、DEEP PURPLEのオリジナルバージョンを聴いてみるのも良いだろう。

WHITESNAKE JAPN TOUR 2015

10/20(火) 大阪国際会議場メインホール
10/22(木) 名古屋市公会堂
10/25(日) ZEPP SAPPORO
10/27(火) 広島 上野学園ホール
10/30(金) パシフィコ横浜 国立大ホール
11/2 (月) 東京国際フォーラム ホールA
チケット:各プレイガイドで発売中

グレン・ヒューズ featuring ダグ・アルドリッジ

12/8(火),9(水) 下北沢GARDEN 
チケット:8,400円、VINYL JAPAN店頭で発売中