5/8に東京・下北沢Club251で行われたライヴ・イベント「MONSTERS OF ROCK(邪道)」の後半をPart2としてお届けする。(レポートPart1はこちら)

MOR(JADO)


メンタリストDaiGo

ゲストとして、TV番組でもおなじみのメンタリストDaiGo氏が登場し、音楽とメンタリズムというテーマでトーク・セッションを行った。観客の中には少なからずDaiGo氏目当てのファンもいた様だが、基本的にはライヴ目当ての観客が多い中、どういった雰囲気になるか?始まる前は期待半分、興味半分というところだったが、話術も話題も流石、と言っては失礼だが、心理学の観点から見た音楽の話題から、一般の生活にも為になる話題まで、ユーモアを交えた素人にも分かりやすいトークで会場を盛り上げていた。

DaiGo

事前の告知ではTVでおなじみの「ババ抜き」はやらない、という事だったが「心を読まないのでは収まりがつかないでしょうから」というサービス(?)で、2名の観客が無作為に選んだペンの色を見事に当てて、会場を沸かせてステージを後にした。


RAINBOW(邪道)

RAINBOW(JADO)

続いて登場したのは、今回のイベントの主催バンドRAINBOW(邪道)だ。バンドというよりは、ギター、キーボード、コンポーザーのT.Fukayaのソロプロジェクトという方が正しく、ステージはバンド形式あり、打ち込みをバックにしたFukayaのソロあり、という通常のバンドのライヴとは異なる趣で、Fukayaのオリジナル楽曲が披露された。

RAINBOW(JADO)

バンド名称が示すとおり、オリジナル曲も、リッチー・ブラックモア、RAINBOWを強く意識している。バンド・メンバーにはもう一人ギタリストがおり、本家ではありえない様なツイン・ギターのコンビネーションのアレンジも施されているものの、バンド形式の曲、およびFukayaのギター・プレイはRAINBOWへのオマージュ的な基本的なスタイルとなっている。

RAINBOW(JADO)

一方、キーボード・プレイではキース・エマーソンを意識したプレイも披露しており、この手のハードロック、プログレッシヴ・ロックのファンならば「あの時代」の雰囲気を感じながら楽しめるステージといえる。常に元ネタを感じさせるステージであるのは間違いないが、Fukaya自身が最初から「邪道」を名乗ったり、ライヴのBGMでは最初からRAINBOWやELPをどんどん流したりしているので、オリジナル曲としてこういった曲がプレイされても、全く違和感はない。

RAINBOW(JADO)

ヴォーカルも含めてFukaya以外のバンド・メンバーは、サポートに徹しており、リッチー・ブラックモアばりに派手なアクションを交えてプレイするFukayaとは対照的に、それを支えるプレイに専念していたが、Fukayaの尺が決まっていないと思われる即興プレイに対応しながら、安定感抜群のプレイを聞かせてくれた。

RAINBOW(JADO)

オープニングからオリジナル曲が続いていたが、ラストはFukayaが敬愛するRAINBOWのカバーがプレイされ、RAINBOW(邪道)のステージは終了した。


THE KEY PROJECT

THE KEY PROJECT

イベントのラストを飾ったのは、元BARBEE BOYSで、浜崎あゆみのバンドで活躍するエンリケ(ENRIQUE、Ba & Vo)、NIGHT HAWKSの工藤哲也(Dr & Vo)、アン・ルイス・バンド、BOW WOW等で活躍した八重樫浩(Gt & Vo)からなるトリオ・バンドTHE KEY PROJECTだ。

THE KEY PROJECT

キャリアも実績も豊富なメンバーの集まりだけに、3ピース・バンドとは思えない骨太なサウンドを聴かせてくれた。3人それぞれがリード・ヴォーカルを兼ねるスタイルで、それぞれの声もプレイ同様に年季が入って味わい深い。工藤、エンリケの力強いリズムも、そこに乗ってプレイされる八重樫の感情表現豊かなギター・プレイも絶品だ。

THE KEY PROJECT

ストレートなロック、ファンキーな曲、ブルーズ、バラードと多種多様な曲で構成された、THE KEY PROJECTの圧巻のステージで「MONSTERS OF ROCK(邪道)」は幕を閉じた。
イベントの途中で、早くも第二回の開催告知が行われており、次はどんな内容のイベントになるか?詳細発表を楽しみに待ちたい。

THE KEY PROJECT

インフォメーション

メンタリストDaiGo オフィシャルHP

RAINBOW(邪道) オフィシャルHP

THE KEY PROJECT オフィシャルHP