Screen Shot 2015-09-15 at 17.31.18

年々注目度を上げている“レキシ”

今年も各地で大小さまざまな夏フェスが行われた。多くの若者が集まる夏フェスで年々注目度を上げているのが“レキシ”ではないだろうか。“レキシ”とは、袴を身にまとい、アフロヘアにちょび髭といったインパクトのありすぎるフロントマン「池田貴史」通称「池ちゃん」によるソロユニットである。

インパクトがあるのは見た目だけではなく、その楽曲。“レキシ”というユニット名から想像がつかないこともないが、彼らは歴史上の出来事を当時の人々の気持ちを想像しながら歌詞にしている。

レキシの代表曲のひとつである“狩りから稲作へ”

縄文土器 弥生土器 どっちが好き? 

縄文土器 弥生土器 どっちが好き? どっちもドキ。

日本人なら一度は聞いたことのある土器の名前。懐かしさを覚える人の方が多いのではないだろうか。

どっちが好きと聞かれても…と思いつつ真剣に歌詞を見てみると、原始的な狩りをしながら生活していた時代の苦労から、稲作を学び新しい時代を生きようとする日本人の力強さや、どんな時代でもそこにあったであろう、愛や恋までが描かれているのである。またレキシのすごさは、ふざけているようで奥の深い歌詞だけではなく、一度聴いたら癖になるメロディーにもある。ついつい口ずさんでしまうメロディーと、日本人が懐かしいと思える受け入れやすい歌詞がレキシの魅力なのではないだろうか。また「池ちゃん」のMCには定評があり、とにかく面白い。レキシ目当てではないオーディエンスも、ついつい足を止めてしまったり、ちょっと見てみたら面白すぎて最後まで見てしまった。といった現象が起きるのである。

30分から45分の持ち時間であることが多い夏フェスなどのイベントで、きっちりとレキシの魅力を届けることができ、その場にいたオーディエンスの心をわしづかみにしてしまうレキシ。多くの有名アーティストとコラボもしており、その実力と才能はお墨付きである。今後も活躍が期待される彼らのステージを一度体感してみてはいかがだろう。