カナダの正統派メタルSTRIKERが4作目「Stand in the Fire」をリリース

カナダのエドモントン出身の正統派パワー・メタル・バンドSTRIKERが、2年ぶり、4作目となるアルバム「Stand in the Fire」をリリースした。パワーとメロディ、そしてテクニックを兼ね備えたクラシック・スタイルの正統派メタル・サウンドで、着実にファン層を広げてきたSTRIKERだが、本作でもその実力はいかんなく発揮されている。ソリッドなギター・リフ主体のヘヴィ・メタルでありながら、同時にキャッチーなメロディも併せ持っている。本物かどうかは不明だが、サックスの音色のソロが組み込まれるなどユニークなアレンジもある。

メロディとテクニックを合わせ持つ聴きどころの多いアルバム

STRIKERは、Dan Cleary(Vo)、Tim Brown(Gt)、Adam Brown(Dr)、William Wallace (Ba)の四人で構成されている。ヴォーカルのDan以外のメンバーは流動的であったが、前作以降はメンバーは固定されている様だ。テクニカルでありながら、プレイも曲そのものもスピードよりも、メロディや構成を重視している曲が目立つ印象がある。LAメタルを思わせる曲から、美しいツイン・リード、テクニカルなギター・インストまで、非常に聴きどころが多いアルバムだ。

Stand in the Fire

1.Phoenix Lights、2.Out for Blood、3.TooLate、4.Stand in the Fire、5.The Iron Never Lies、6.Escape from Shred City、7.Outlaw、8.Locked In、9.United、10.Better Times、11.One Life