アメリカ人メンバーを迎えて制作されたアルバム「And Then There Were None…」

日本のドゥーム・メタル・バンドCHURCH OF MISERYのニュー・アルバム「And Then There Were None…」がついにリリースされた。前作の後に、ベースの三上以外のメンバーが離脱した為、今回のアルバムのレコーディングには、REPULSIONのヴォーカリストでCATHEDRALのベースでもあったScott Carlson、BLOOD FARMERSのギタリストDave “Depraved” Szulkin、EARTHRIDEのドラマーEric Littleが参加している。バンドのパーマネント・メンバー選定はレコーディング・メンバーとは別に日本で行われている様だ。

ヘヴィ&サイケデリック&ブルージーな世界観は健在!

8分を超えるオープニング・トラックThe Hell Bendersが始まった瞬間に、あのCHURCH OF MISERYが戻ってきた!と実感する事だろう。ヘヴィ&サイケデリック&ブルージーな世界観は健在だ。曲の完成度も非常に高く、単にマニアックなだけではない。3曲目のDoctor DeathやRiver Deathなどはドゥーム・メタルのファンでなくとも、多くのメタル・ファンを魅きつける事だろう。勿論、バンドの要である三上の独特の音色のベース・ラインも素晴らしく、従来のCHURCH OF MISERY節も変わらないどころか磨きがかかっている。

ドゥームの総帥リー・ドリアンのRise Aboveとサインし、これまでに増すワールド・ワイドの活躍が期待できるアルバムだ。新体制での本確定なライヴ再開を楽しみに待ちたい。