RIOT Vのシンガー、トッドが在籍するREVERENCEが「Gods of War」で日本デビュー

9月の来日公演で圧倒的なパフォーマンスを披露し、ファンの度肝を抜いたRIOT V(日本のみRIOT名義)のシンガー、トッド・マイケル・ホール(Todd Michael Hall)が在籍するアメリカのパワー・メタル・バンドREVERENCE(レヴェレンス)が、セカンド・アルバム「Gods of War」で日本デビューを果たした。2012年にリリースされたデビュー・アルバム「When Darkness Calls」も質の高い正統派パワー・メタル・チューン満載の素晴らしい内容だったが、日本盤のリリースは実現しなかった。しかし、トッドが日本で絶大な人気を誇るRIOT Vのシンガーとなった事から、REVERENCEも一躍注目を集める様になり、こうしてセカンド・アルバムで日本デビューが実現したのは、素晴らしい事だ。なお、RIOT VもREVERENCEも日本盤は、マーキー・インコーポレイティッドからのリリースだ。

欧州的な雰囲気を持った正統派パワー・メタル・サウンド

REVERENCEもRIOT Vと同じくアメリカのバンドでありながら、欧州的な雰囲気を持った正統派のパワー・メタル・サウンドを聴かせてくれるバンドだ。シンガーは同じだがRIOT Vとは全く別のルーツを持つバンドなので両者を比較する事にあまり意味はない。エッジの効いたリフを中心に展開するREVERENCEのサウンドは、アメリカ勢で言えばVICIOUS RUMORSやMETAL CHURCH的だが、REVERENCEはよりヴォーカルが前に出ており、トッドの歌い上げるヴォーカル・メロディが印象に残る。QUEENSRYCHEを意識した様なドラマチックな展開や、メロディアスなギター・ソロもあり、日本のリスナーの琴線を刺激する要素も豊富だ。

SAVATAGE、TOKYO BLADE等で活躍した実力派バンドの来日に期待

バンドが大きくブレイクできるか否かは、アルバムの出来もさることながら、ライヴがより重要になる。トッドの実力は日本でもRIOT Vのライヴで証明済だ。SAVATAGEやTOKYO BLADE、CRIMSON GLORYで活躍したメンバーを擁する実力派バンドの来日公演が近い将来に実現する事を期待したい!