eddie jobson uk

エディ・ジョブソンのプロ・デビュー40周年のスペシャル・コンサートが登場

エディ・ジョブソン(Eddie Jobson)が2013年にクラブチッタ川崎で行った、プロ・デビュー40周年のスペシャル・コンサート2作品が、Blu-ray、DVD、CDでリリースされる事になった。

これらの作品は、U.K.のライヴとして行われた1st「U.K.(邦題:憂国の四士/78年)」と2nd「Danger Money(79年)」を完全再現した「Curtain Call」と、U.K.のメンバーに加えCURVED AIRのソーニャ・クリスティーナ等をゲストに迎えて行われたエディ・ジョブソンのキャリアを総括したセット・リスト・ライヴ「Four Decades Special Concert」で、通信販売のみでボックス・セットとして販売されていたものだ。特にU.K.「Curtain Call」はボックス・セットも完売の状態が続いていたので、入手できていなかったファンには待望の再発となる。

U.K.の1st、2ndを完全再現した貴重なライヴ

2011年以来、毎年の様に来日しているU.K.だが、この2013年の「Curtain Call」は1st、2nd、そしてライヴ・アルバム「Night After Night(79年)」のみの収録曲も含めて、U.K.の全曲が演奏されている点で、非常にスペシャルなセット・リストとなっている。またこれまで唯一のU.K.のオフィシャル映像だった2011年の来日ライヴが画質、音質ともに今一つのクオリティだった事もあり、高画質、高音質バージョンのU.K.フル・セット・ライヴは本当に貴重な作品で、決して安いとは言えない豪華仕様のボックス・セットが完売になるのも当然だろう。なお、このライヴのメンバーは、エディ・ジョブソン(キーボード、ヴァイオリン)、ジョン・ウェットン(ベース、ヴォーカル)、アレックス・マハーチェク(ギター)、マルコ・ミンネマン(ドラム)の4人編成だ。オリジナルが4人編成だった1stはともかく、2ndの曲はギター無しの3人で再現して欲しかった!という気もするが、それでも貴重なライヴには変わりはない。

ファイナル・ツアーを終えたU.K.の次は?

2015年のファイナル・ツアーでU.K.としての活動は終了と言われているが、つい先日、同じプログレ界の大物フィル・コリンズが引退宣言を撤回した様に、ミュージシャンの引退、解散は撤回がつきものなので、テリー・ボジオを迎えたトリオ編成での「ファイナル・ツアー」が見られるかもしれない。あるいは79年以来のニュー・アルバムを期待するファンも多いだろう。